アメリカ/ニュース・トピックス(WEB版)
【米】トランプ氏が同性婚容認へ「最高裁で結論が出ていること」 (2016/11/14)
アメリカ次期大統領に選出されたドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が、今月13日に放送されたCBSテレビ「60ミニッツ(60 Minutes)」に出演し、アメリカで同性婚が合法化されている状況を覆す考えがないことを明らかにした。トランプ氏のテレビインタビューは当選後初めて。その中で「結婚の平等を支持するか」と問われると「それは法律だ。最高裁で結論が出ている。決着済みだということだ。それ(同性婚は合法)で構わないと思う」と続けた。...(続きを読む)
【MILK編集からのコメント】セクシュアルマイノリティに差別的と見られがちのトランプ。しかし、今年6月にオーランドで起きたゲイクラブ銃撃事件後にトランプは「私はあなたたちのために戦う」「ゲイの人々を殺してきた狂信的なイスラム教から、ゲイやレズビアンを含む全ての米国人を守る」と話しています。実際に今回の大統領選でも、セクシュアルマイノリティの15〜20%がトランプに投票したというデータがあります。「保守政党=反ゲイ」という固定観念にとらわれることなく、LGBTに対する政策など気にすることなく、LGBT自身が一票を投じられる時代になったとき、LGBTにとって真の平等社会が到来したと言えるかもしれません。そもそも、政権が変わることで脅かされる人権など何の意味もありませんし、決して存在してはいけないのです。
LINK 【米】国防総省・「トランスジェンダー禁止」を撤廃 関連医療費も負担へ (2016/7/01)
アメリカ国防総省は6月30日、トランスジェンダーの兵士が自身の性自認を隠すことなく軍務に就くことを認めると発表。米軍にとって大きな方針転換となった。アシュトン・カーター米国防長官は記者会見で、トランスジェンダーの兵士らに対する禁止規定の解除は「正しいことであり、最も高い能力を持つ人々を採用し長く活躍してもらうことを確実にするための新たな一歩だ」と述べた...(続きを読む)
LINK 【米】フロリダ州・ゲイクラブ銃撃、死者50人 米史上最悪の銃乱射事件に (2016/6/13)
オーランドの同性愛者向けナイトクラブ「パルス(Pulse)」で起きた銃撃事件で、同市市長は、死者が50人、負傷者が53人となったと発表。米国で起きた銃乱射事件としては史上最悪、テロ事件としては2001年9月11日の同時多発攻撃以降で最悪のものとなった。警察によると、犯人はアサルトライフルと拳銃で武装していた。発砲事件が発生したのは午前2時頃。午前5時頃に警官隊が施設内に突入し、人質となっていた約30人を救出、容疑者は射殺された。オバマ大統領はホワイトハウス(White House)で会見し、「この惨劇は、銃がいかに簡単に手に入るのかを再認識させることになった。これはテロ行為であり、ヘイト(憎悪)行為だ」と断じた...(続きを読む)
LINK 【米】フロリダ州・ゲイバーで発砲「多数の犠牲者」銃撃犯は死亡 (2016/6/12)
フロリダ州オーランドのナイトクラブ「パルス(Pulse)」で12日現地時間午前2時頃、発砲事件が発生し、多数の犠牲者が出ている。武装した人物一人が1分間にわたって発砲を続けたという。犯人はすでに死亡、大量の死者が出ている模様。オーランドでは、二日前の夜、歌手のクリスティーナ・グリミーさんがコンサート会場で銃撃され、死亡した事件が起きたばかりだった...(続きを読む)
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南アメリカ/ニュース・トピックス(WEB版)
【ブラジル】リオデジャネイロ ラファエラ・シルバもカミングアウト (2016/8/17)
irorio.jpの記事では、リオオリンピックはこれまでの五輪でもっともLGBTのアスリートが活躍し、輝くことができた大会だったと選手の成績とともに振り返っている。大会中にカミングアウトや同性のパートナーにプロポーズをした選手、カップルたちのエピソードもまとめている。貧民街のファヴェーラ地区に生まれながら今大会で柔道57kg級金メダルを獲得したブラジルの国民的英雄、ラファエラ・シルバも、今大会でレズビアンであることを明らかにした選手の一人...(続きを読む)
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ヨーロッパ/ニュース・トピックス(WEB版)
【英】政府・同性愛で有罪となった数千人を赦免 (2016/10/20)
英政府は20日、すでに廃止された男性同士の同性愛行為を禁止した性犯罪法によって、過去に有罪となった数千人の同性愛男性について、全員を赦免すると発表した。 「アラン・チューリング法」と呼ばれる今回の措置は、第2次世界大戦中にドイツの暗号解読に大きく貢献した数学者アラン・チューリングを2013年に赦免した際、政府が公約したもの。 アラン・チューリングは19歳男性と性的関係をもったとして、1952年に有罪となった。刑務所に収監される代わりに同性愛を「治療」するための化学療法を処分として受け入れたが、1954年には青酸カリで自殺した。
1974年に男性との公序良俗違反行為で有罪となったジョージ・モンタギューさんはこう語る。「自分が求めているのは謝罪であって、赦免ではない。赦免を受け入れるというのは、自分が有罪だったと認めることだ。私は何も悪いことはしていない。アラン・チューリングは私の英雄のひとりだ。その彼に恩赦を与えたのは間違っていると思う。何の罪を犯したというんだ? 私と同じで、男性しか愛することができないというそれだけだ」...(続きを読む)LINK
アフリカ・中東/ニュース・トピックス(WEB版)
ロシア/ニュース・トピックス(WEB版)
オセアニア/ニュース・トピックス(WEB版)
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アジア/ニュース・トピックス(WEB版)
【インドネシア】ヒューマン・ライツ・ウォッチが「LGBT危機」訴える (2016/8/11)
インドネシアで2016年から、性的マイノリティの人びとの安全と権利を脅かす空前の非難・攻撃が行われており、同国政府がこれを煽っていると、ヒューマン・ライツ・ウォッチが発表した。同国政府のキャンペーンでは、ヘイト・スピーチにあたる言語表現が用いられ、差別的な法令が制定され、強制力を用いた非暴力集会の弾圧、インドネシアのLGBTの人びとへの嫌がらせや暴力、イスラーム主義者による殺人予告すら社会的に是認されていることを明らかにした。全国放送委員会や全国子ども保護委員会などの政府機関は、LGBTの生活を「普通(normal)」に描く情報や放送はもちろん、LGBTの生活に関する「プロパガンダ」なるものを禁止する検閲令を出している。現在、憲法裁判所では「成人の同性間の同意に基づく性行為を犯罪化し、最長5年の禁固刑を設ける」内容の刑法を改正するよう、複数の教授らが求めた裁判が争われている。...(続きを読む)
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中国/ニュース・トピックス(WEB版)
【中国】湖南省・同性愛者の男性が同性婚求め提訴、中国で初めて受理 (2016/1/07)
配信:ロイター QUOTE:36歳の同性パートナーとの婚姻を民事当局から認められなかったスン・ウェンリンさん(26)が、昨年12月に同性カップルの法的保護を求めて湖南省・長沙の裁判所へ提訴した。 同性婚をめぐる訴えが中国で受理されたのは初めて。 スンさんはロイターに対し、「中国の婚姻法は婚姻の自由とジェンダーの平等をうたっている。これは同性婚にも適用が可能だ」と話している。 今月5日に受理され、6ヶ月以内に審理が開かれる予定。
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国際/ニュース・トピックス(WEB版)
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国内/ニュース・トピックス(WEB版)
【国内】マクドナルド・「罰ゲームは男性同士のキス」で批判、動画削除 (2016/12/10)
日本マクドナルドが今月5日から公開していたPRキャンペーン動画の内容が「罰ゲームが男性同士のキス」であったことから、同性愛者への差別を助長する典型としてセクシュアルマイノリティ当事者らを中心に批判を受け、同社は8日に動画を削除した。日本マクドナルドは「お客様にご不快な思いをさせ、深くお詫び申し上げます」とした上で、動画を再編集するという。NPO法人「虹色ダイバーシティ」の代表、村木真紀さんは、ハフィントンポストの取材に対して「この動画キャンペーンは「皆でやってみよう」と真似することを促すものです。もしも学校でこのようなゲームが行われ、真似して笑うクラスメートがいたら、同性愛の当事者にとってはそこは「いじめ」と同じようないたたまれない空間でしょう。LGBTなどに関する教育が行き届いていない日本では、子供が真似することによって悪い影響を与えてしまうと思います。」と話している。...(動画を見る/全文を読む)
【国内】薬物疑惑の成宮寛貴、芸能界引退を発表 (2016/12/10)
写真週刊誌にて薬物を使用した疑いがあると報じられた人気俳優の成宮寛貴が12月9日、芸能界からの引退することを発表。以下、引退発表の前日(12月8日)に書かれた直筆のコメント抜粋 「全ての原因を作ったのは自分自身だと承知しております。心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました。この仕事をする上で人には絶対知られたくないセクシャリティな部分もクローズアップされてしまい、このまま間違った情報が拡がり続ける事に言葉では言い表せないような不安と恐怖と絶望感に押しつぶされそうです。今後これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません。今すぐこの芸能界から消えてなくなりたい。」/このメッセージを提出した成宮は、所属事務所と契約解除の合意書にサイン。8日午後には海外(東南アジア)へ出発したという報道もある。コカインだけでなく、大麻やケタミンの使用していた疑いももたれている成宮。芸能界を辞めることに以前からそれほど抵抗がなかったとはいえ、あまりの決断の早さ、対応の早さには驚いてしまうが、そう遠くない将来、元気な姿で芸能界へ戻ってきてほしいものである。
【国内】フライデー・成宮寛貴による肉声テープの内容を報じる (2016/12/09)
12月9日発売の同誌では、成宮本人によるとされる肉声テープの内容が報じられた。コカインの頭文字「C」からとった造語である「チャーリー」という言葉を使い、「美味しかったぁ」「チャーリー? そうね、とりあえず持ってきて」と本人が話しているという。/最初の報道からこの続報が出るまでの間、弁護士らと法的措置を検討していた事務所は、成宮に薬物検査を要求。結果は陰性だった。/ただ、尿検査によってコカインが検出できる期間は使用後2〜5日で、毛髪検査だと90日まで。今回は尿検査だけ行われたものと見られる。
【国内】フライデー・成宮寛貴のコカイン吸引現場を報じる (2016/12/02)
写真週刊誌フライデー(講談社)は12月2日発売号にて、人気俳優・成宮寛貴のコカイン薬物吸引現場写真を報じた。写真は11月9日午前3時半、西麻布にある成宮さんの自宅マンションにて撮影されたもの。 写真の提供者が誰かはわかっていないが、成宮と親交のあるヘアメイクアップアーティストやカメラマンらから通じている仲間ではないかとの声がある。/成宮さんが所属している芸能事務所「トップコート」は報道を全面否定、「事実無根であらゆる法的措置を取る」とした。成宮自身も「私、成宮寛貴は薬物を使用したことは一切ございません。」とのコメントを公表した。/同事務所には成宮以外にも木村佳乃や松坂桃李、菅田将暉、佐々木希、杏ら多くの人気俳優が所属している。
LINK 【国内】ライフネット生命保険など53社・LGBTが働きやすい企業に選ばれる (2016/10/29)
セクシュアルマイノリティ(LGBT)の人々が働きやすい環境を整えた企業などを評価し、表彰するイベントが開かれ、ライフネット生命保険など53社が5つの指標で満点の評価を与えられ、表彰された。このような取り組みが行われるのは日本では初めてだったため、海外に比べると審査基準は低く設定されたという。評価基準は「人事制度にLGBTへの考慮はあるか」などで、82社が審査の対象となった。今回のような表彰制度についてLGBT-JAPAN代表の田附亮さんは「(企業や教育機関が動き出していることについては評価しつつも)LGBTを特別視することになってしまいかねないか不安」と指摘している。
LINK 【国内】ラブホテルが同性カップルの宿泊を断るのは「違法行為」 (2016/10/21)
はてな匿名ダイアリーは、同性同士でラブホテルを利用する際にホテル側が拒否する行為は「すべて違法行為」であることを主張している。その理由は、1985年の風営法改正以降、現在のラブホテルの99.9%ほどが旅館業法の適用範囲で営業するためにビジネスホテルとして届け出をしているのだそうです。旅館業法では「性別を理由にした宿泊拒否」は禁じられます。よって、ほとんどの(同性同士の利用を禁じている)ラブホテルは違法ということになります。/はてな匿名ダイアリーは、自分たちが拒否されたラブホテルがある自治体(大阪府池田市)へ匿名にて通報。その後すぐに、立入検査が実施されたとのことです。
はてな匿名ダイアリーでは最後にこう指摘しています。「数十年前はスーパーに盲導犬が入るのも断られることがあった思います。万が一他のお客さんに噛み付いたら、とか、食品の衛生上問題だからとか、「合理的な理由」をたくさんつけて。それが変わったのはたくさんのひとの努力があったからだと思います。これから、すこしでも男女のカップルだけではなく、男同士、女同士のカップルでも利用できるラブホテルが増えてほしいとおもいます。それが当たり前の時代になってほしいです。」...(全文を読む)
【MIK編集部からのコメント】この手の議論でよく聞かれるのはホテル側の事情も理解できるという声です。「男性同士のカップルは部屋を汚す」「男女の客が寄りつかなくなる」という類のものですが、それらはどれも差別や偏見に基づくものであって、根拠となるデータも存在しません。差別や偏見に基づいた根拠によって作られたルールが、社会に存在していいはずがありません。
LINK 【毎日新聞】相模原殺傷事件・憎悪犯罪、全力で闘おう (2016/8/02)
筆者:須藤孝(政治部) QUOTE:ナチズムが否定されるべきなのは、ユダヤ人や障害者など、特定の社会集団を攻撃すること自体を目的としていたためだ。6月に米国のフロリダであった同性愛者の集まるナイトクラブでの銃乱射事件ではオバマ大統領が憎悪犯罪と非難したうえで、「米国民への攻撃はその対象が誰であれ、われわれ全員への攻撃だ」と述べて性的少数者への連帯を表明した。オバマ大統領の言葉を踏まえるならば、「障害者は生きていても意味がない」と主張して障害者を狙って刺殺した今回の事件は、日本社会全体への攻撃だととらえるべきだ。「よくわからない」と沈黙していてはならないと思う。憎悪犯罪に対しては可能な限り敏感になり、全力で対抗しなければならない ...(続きを読む)
LINK 【国内】自公・LGBT支援法を臨時国会提出へ (2016/7/17)
自民、公明両党が、性同一性障害や同性愛などの性的マイノリティー(LGBT)への理解を促すための支援法を秋の臨時国会にも提出する。関係省庁が連携して理解促進のための施策を具体化することなどを盛り込む。ただ、差別を禁止する法整備は難しいと判断し、理念法にとどめる。野党を含む超党派での提出も呼びかける方針。...(続きを読む)
LINK 【記事】息子の結婚相手は男性だった 〜LGBTと「家族」 (2016/6/02)
著者:Yahoo!ニュース編集部 QUOTE:大阪市の法律事務所で働く2人の男性弁護士と事務員の年配女性。3人は実は「家族」だ。事務員の南ヤヱさん(72)は、18年前、次男の和行さん(39)に同性愛者であることを打ち明けられた。当初は性的少数者(LGBT)に対する知識がなく、「これは麻疹(はしか)みたいなもので、時期がくれば治るんかな」と現実に背を向けていた。LGBTへの理解が深まったいまは、弁護士となった息子と同性パートナーを同じ職場の同僚として支えている...(続きを読む)
LINK 【国内】国際人権団体・性的マイノリティーへの学校でのいじめ実態、初調査 (2016/5/07)
レズビアンやゲイなどの性的マイノリティーに対する日本の学校でのいじめについて、その実態を国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」が調査。日本でこのようなLGBTの子どもたちへのいじめが調査されるのは初めてになるという。調査報告書では、日本の学校では「LGBTの子どもがいじめのターゲットになりやすい」と指摘している...(続きを読む)
LINK 【記事】「ひとりじゃないよ」出張授業で語りかけるLGBTの若者たち (2016/4/29)
著者:Yahoo!ニュース編集部 QUOTE:「みんなと風呂に入るのが嫌で、修学旅行も林間学校も行かなかった」 山下昴さん(25歳)は、そう中学校時代を振り返る。当時は自分が何者かわからなかった。いまは恋愛対象が男性であることを自覚し、隠すことはない...(続きを読む)
LINK 【国内】自民党・性的マイノリティー(LGBT)への基本方針示す (2016/4/28)
自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」(古屋圭司委員長)は4月27日、LGBTなどの性的マイノリティへの差別解消に関する党の基本方針をまとめた。性的マイノリティへの国民の理解が深まるよう基本計画作りなどを政府に義務づけている。差別禁止規定や罰則は設けていない。議員立法として今国会への提出を目指すという。同性パートナーシップ制度については、国民の性的指向・性自認に対する理解の増進が前提であり、その是非を含めた慎重な検討が必要だとしている。日本は、2008年の第63回国連総会で採択された性的指向等に関する宣言に署名しており、国連のLGBTコアグループにも参加している。...(続きを読む)