フランス西部のベグル市で今月5日、同国初となる同性カップルによる挙式が行われたことついて、
検察当局が11日までに結婚の無効を申し立てていることがわかった。
挙式を行ったのは、30代の男性カップル。市役所で行われたという挙式には、
野党「緑の党」下院議員で、同性愛者であることをカミングアウトしている
ノエル・マメール市長が立ち会った。
フランスには、同性愛カップルにも結婚に準じた社会的地位を認める「連帯市民協約」(PACS)があるが、
同性結婚はまだ認められていない。シラク大統領は、フランスの法律では男女間の結婚しか認めていないとコメント。
挙式を行った2人は、結婚が無効となった場合は欧州人権裁判所に訴える模様。
また、挙式に立ち会った市長の処分について検討していた内務省は18日までに、
1ヶ月の市長職停止処分を下した。
□【フランス】 パリ・同性愛者の結婚法案成立にカトリック教徒ら10万人が反対デモ
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□【フランス】 同性愛カップルに社会的権利を認める「市民連帯契約法」が可決
https://www.milkjapan.com/1999cn12.html
□【フランス】 パリ・ドラノエ氏が就任確実、初のゲイ市長誕生へ
https://www.milkjapan.com/2001jn03.html
□【フランス】 欧州人権裁判所・同性愛者の養子縁組認めず
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□【フランス】 ラファラン首相が同性愛団体と会談、ヘイトクライム法制定を約束
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