【国内】 大阪市・性同一性障害男性を女性職員として認可

戸籍は男性の大阪市職員、大熊ひかりさん(43)=通称=が、性同一性障害を理由に、女性職員としての勤務を市から認可されていたことが先月27日にわかった。大熊さんは同日、NPO「セクシュアル・マイノリティの人権について考える会」(愛称「FOREST関西」)とともに大阪府庁にて会見を行い、市からは女性職員として扱われ、女性の制服も貸与されているという。

大熊さんは1989年に市に採用され、昨年うつ病にかかり休職した。治療の段階で、医師から「性同一性障害を職場に認めてもらうことが必要」と勧められたことから市と交渉し、訴えが受け入れられたため、今年4月から復職した。大熊さんは女性と結婚し、現在も家庭を持っている状態だという。

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