【国内】 「ホモ称賛は国つぶす」 竹内資浩県議のホモフォビア発言

「ホモ(※)を称賛するようになったら国はつぶれる」 この強烈な犯罪的メッセージは、第二次大戦下のヒトラーの言葉でも、ウガンダのアミン元大統領の言葉でもない。竹内資浩(たけうち・もとひろ)徳島県議会議員の発言である。

生まれつき同性愛者の人口は、どの国でもせいぜい3%程度。現在の医学的見地から推測すると、その比率は、妊婦が受けるストレスの総量に変化がないかぎり、あるいは、ダイオシンの量が異常に増えないかぎりは、いつの時代でも変化することはない。当選回数4回を誇る竹内県議は、宗教的、感情的、短絡的、差別的、いずれにも当てはまるこの発言に、公人の資質どころか、道徳性も疑われることになってしまった。

共同通信が伝えるところによると竹内議員は今月1日、徳島県議会にて行われた代表質問の中で、「(混合名簿の教育現場への導入により)男女の区別がなくなると教えられ、ホモやレズビアンを称賛するようになったら日本はつぶれる」と述べたという。 議会終了後、竹内県議は、「同性愛者を攻撃するつもりは全くない。ただ奨励するようなことがあってはならない」と弁明した。これに対して県側は、「混合名簿は男女が尊重しあい、平等意識を高めるのに有効。男女の違いをなくすことを目指すものではない」と説明している。

※ホモという言葉はヘイトクライム犯罪を助長するという理由から、使用の自粛が求められている差別用語のひとつ。ほとんどの同性愛者は、(おもに芸能人の)当事者が使用することも控えてほしいと考えています

□OFFICIAL SITE
https://www1.pref.tokushima.jp/gikai/giin/takeuti/ (竹内資浩議員プロフィール)
https://www.pref.tokushima.jp/


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