【ヨーロッパ】欧州裁判所・スウェーデンの同性カップルに家族手当認めず
欧州連合(EU)の司法機関である欧州機関である欧州裁判所は1月28日、同性と結婚したEUの男性職員が求めていた家族手当の支給を拒否する判決を出した。

訴えていたのは、EU閣僚理事会に勤めるスウェーデン人。スウェーデン政府が1995年から同性間の婚姻を認めたため、1996年に「パートナーへの家族手当」を理事会事務所に請求したところ、EU職員規定を盾に拒まれた。

判決は「EUの機関は職員規定の解釈、適用において、個別国の法律を参照する義務はない。EUの職員規定は、旧来の意味での婚姻のみを対象にしている」として、職員の福利厚生は「進んだ国」に会わせる必要はないと判断した。EUでは現在のところ、スウェーデンの他、デンマークも同性間の婚姻を認めている。


|milk vol.14 1999/02/22 |home1999

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