【イギリス】ロンドン同性愛者観光客向け電話情報サービスを開始
ロンドン観光局は今月18日、ゲイとレズビアンなどセクシュアルマイノリティの観光客獲得に向けた新しいサービスを開始することを明らかにした。ロイター電によると、10億ポンド(2,160億円)規模と呼ばれる同性愛者の観光市場発掘が狙いで、ブレア首相(44)率いる労働党政権による王室改革などの相次ぐ新政策の一環とみられる。主なターゲットは、米国在住の中高年以上の同性愛者。同観光局は、作戦費用としてとりあえず6万ポンド(約1,300万円)を投じる予定。

サービスの内容は、ゲイやレズビアンなど同性愛者に友好的なパブやレストランを紹介したり、電話で各種イベント情報などを提供するというもの。反響を見ながら、様々なサービスを展開していくという。

一連のブレア政権の改革政策は、労働党のキノック元党首が「悪の天才」と評したピーター・マンデルセン無任所相(44)が立案したもの。故ダイアナ元皇太子妃の葬儀なども同無任所相が演出したとされる。昨年5月にブレア政権が誕生してからは、同無任所相による一連の仕掛けが功を奏して、ロンドンは先端の文化やライフスタイルを受け入れる場所として注目が高まり、人気は上昇している。


|milk vol.1 1998/01/22 |home1998

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