【米】米エイズ死者、新薬効果で昨年前半44%減少
米疾病対策センター(CDC)の当局者は今月2日、米国の昨年前半のエイズによる死者数が前年同期に比べて44%大幅に減少したことを明らかにした。「プロテアーゼ阻害剤」と呼ばれる新タイプの治療薬を従来の二種類の薬と組み合わせて使う三種併用療法の効果と見られている。

CDCによると、1995年に約4万3000人に達した米国のエイズ死者は、96年初めて減少に転じ、前年比26%減の約3万2000人まで落ち込んだ。97年に入ると減少傾向はさらに加速、6月までの死者数は前年同期の約2万1000人から約1万2000人へ激減。死者数が減り始めたのは、三種併用療法が普及した時期と一致するという。


|milk vol.2 1998/02/22 |home1998

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