(毎月22日配信・無料) 【国内】 性同一性障害者特例法が全会一致で可決、性別変更が可能に

性同一性障害者の性別変更を可能にする特例法案が7月10日午後、衆院本会議で全会一致で可決、成立した。来年夏ごろに施行される予定。 この法案は、性同一性障害者を生物学的な性と心理的な性が異なり、自分を別の性に適合させようとする意思があり、2人以上の医師の診断が一致した人と規定。その上で(1)20歳以上(2)未婚(3)子供がいない(4)(性別適合手術で)生殖腺の機能がない、(5)身体の性器に係る部分に変更後の性別に近似する外観を備えていること、の条件を満たしていれば、家庭裁判所の審判を通じて戸籍の性別変更が可能になる。条件については、様々な課題を抱えていることから、施行後3年を目途に内容を見直す予定になっている。

・「性転換手術」という言葉は、性自認が転換するわけではないため現在は使用されておらす、「性別適合手術」「性別再判定手術」などの言葉に改称されている

□【国内】 最高裁・戸籍の性別訂正認めず
https://www.milkjapan.com/2003gn10.html
□【国内】 自民党法務部会・性同一性障害法案を了承
https://www.milkjapan.com/2003gn11.html


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