(毎月22日配信・無料) 【米】 女優アン・ヘッシュ結婚、妊娠と性的虐待告白

今月1日にカメラマンのコーリー・ラフーン(27)と婚約した女優のアン・ヘッシュ(32)が、 5日夜に放送されたABCテレビ「20/20」のインタビューで、妊娠3ヶ月であることを明ら かにした。同時に彼女は、幼児の時から12歳まで父親から性的虐待を受けていたこと、 性的虐待に対処するために2重人格になってしまったこと、精神的障害のこと、母親との 関係などについて告白した。バプティスト教会の聖歌隊ディレクターをつとめていた父親 はゲイバーに通い、男性との性交渉も持っていた。父親が83年にエイズで死亡したとき、 自分も死ぬという恐怖感を覚えたという。これらの内容は、このたび出版された彼女の 自叙伝「Call Me Crazy」でも詳細に語られている。

彼女は、女優でコメディアンのエレン・デジェネレス(43)とハリウッドでもっとも有名なレズビアンカップルとして知られていた。 バーモント州にてエレンとの結婚も計画されていたが、3年半の交際期間を経て、昨年 8月に突如破局した。主な出演作は『ボルケーノ』('97年)、『6デイズ/7ナイツ』('98年)、 『サイコ』('98年)、『John Q』('01年)。以下、インタビューでの彼女のコメントより

「自分に起こったことから逃れるために酒を飲んだり、ドラッグをやったり、セックスもした。 私が精神異常の状態でやったことすべてが、両親に愛されたいからだったと思う。 父は映画スターが大好きで、父親からの愛を得るために有名になる必要があると思った。 97年のアカデミー授賞式でデジェネレスと出会い、一目惚れした。しかし、彼女の番組 「エレン」にキャンセルされてから、世の中からだんだん孤立し、デジェネレスとの関係も おかしくなった。私たちは幸せではなくなり、世の中から離れてしまった。私は人々が 大好きで、世の中にいるのが大好き、演技が大好きな人間。私はそれを取り戻したかった」


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