アメリカ・カリフォルニア州で今月7日、「結婚を異性愛者のカップルに限定する」という法案が住民投票にかけられる。今回の投票は、大統領選予備選と合わせて行われるが、共和党候補は原則賛成(同性同士の結婚は反対ということ)、民主党候補は全面的に反対の姿勢を示している。最新の世論調査では、有権者の55%がこの法案を支持、38%が不支持という結果が出ている。
同性愛者側は今回の禁止法案について「もともとわたしたちには結婚の権利はないのに、まだ与えられていないものに対して規制をするかどうかを問うこの提案には疑問」という声が出ている。仮にこの法案が可決されると、同性愛者に対する差別が助長される恐れもある。
なお、故・マーティン・ルーサー・キング牧師の妻は、この禁止法案の可決に不支持の姿勢を表明している。
|milk vol.27 2000/03/22 |home|2000 |