夏の約束 藤野千夜/講談社/\1,200 https://www.bookclub.kodansha.co.jp/Scripts/bookclub/intro/intro.idc?id=22137 総務課主任の肩書をもつデブのサラリーマン、マルオと、その恋人でフリー 編集者の三木橋ヒカルというカップルを中心に、男性から女性へ性転換した 美容師の平田たま代、知的障害のある兄をもつ売れない小説家でヒカルの 幼なじみの田辺菊江、「ちょっとパーな感じ」のさえないOLの岩渕のぞみと いう若者たち。わずかに見え隠れする孤独と欠落感に縁取られた登場人物 たちの内面が読む人の心にしみる注目作。第122回芥川賞受賞作品。 感情教育 中山可穂/講談社/\1,900 https://www.bookclub.kodansha.co.jp/Scripts/bookclub/intro/intro.idc?id=22146 出産直後の産院で母親に置き去りにされた那智。心の空洞を埋めるため、恋愛 遍歴を重ねた末に結婚。女の子を出産し、平凡な日々を送っていた彼女の前に、 自分と似た境遇の女性、理緒が現れる。2人は互いにひかれあい、やがて恋に 落ちていく・・・。著者は、デビュー当時より女性同士の恋愛を描いてきた中山可穂。 前作「サグラダ・ファミリア」は映画化が決定。本作もテレビドラマ化の計画あり。 綾。ホステス、22歳。 藤森直子/洋泉社/\1,400 https://member.nifty.ne.jp/kannoudog/Myself/aya.htm バイセクシュアルのキャバクラ嬢が書いた実録キャバクラ物語。 ホステス同志の恋の話や、同棲中の彼女との婚姻届けをめぐる少し切 ない話など。著者は現在SM嬢に転職。 人間の数だけ生き方がある 伊藤 悟/三天書房/\1,400 https://plaza26.mbn.or.jp/~sukotan/ 「学校」と「性」はナゾだらけ! なぜ学校でマンガ本を読んではいけないのか? なぜ「学生らしく」「女(男)らしくしなければいけないのか? なぜ教員が生徒の 人権を一方的に評価できるのか? なぜ異性を好きになるのか? どうしてなのかクリアーに解き明かす! おこげノススメ【カルト的男性論】 小谷真理/青土社/\1,900 https://www.seiodosha.co.jp/ カルト的男性作家の作品には「女になること」への欲望と恐怖が 隠されている? 西欧の最先端理論といま話題の「やおい」を 融合して「おこげ理論」を提唱する。 トランスジェンダーの仲間たち 虎井まさ衛/青弓社/\1,600 https://www1.ttcn.ne.jp/~Licca/library1_011.html サンフランシスコでは性的少数者が自分のあるべき性で生きる喜びを かみしめつつ、支えあい、ヘイト・クライム(差別犯罪)と闘っている。 性別再指定手術を受けた虎井まさ衛氏による交友録。 ヒジュラ【男でも女でもなく】 セレナ・ナンダ(蔦森他)/青土社/\2,800 https://www.seiodosha.co.jp/ インドのヒジュラは、男でも女でもなく、結婚や誕生の儀式を行なうアウト・ カーストの者たち。ヒジュラの仲間となった著者が、その社会における 役割や生の実態を見事に活写する。 精神医療のなかの女性【精神医療・18】 精神医療編集委員会・編/批評社/\1,700 https://plaza13.mbn.or.jp/~hihyosha/ 精神医療のなかのセクシュアリティはかつて語られたことがなかった。 座談会に上野千鶴子さんを迎え、活発な討論を展開する。 高級娼婦リアーヌ・ド・プージィ ジャン・シャロン・著 小早川捷子・訳/作品社/\2,800 https://www.tssplaza.co.jp/sakuhinsha/book/jinbun/tanpin/3372.htm フランスを代表する官能、19世紀最高の美女、パリ・レズビアンの女王。 数々の伝説に彩られた高級娼婦リアーヌ・ド・プージィの華麗にして 波瀾にとんだなぞの生涯を綴った初の評伝。フランスでマルセル・プルー スト賞、グラン・ヴェフール歴史賞を受賞。 |milk vol.29 2000/05/22 |home|2000 |