メキシコで公園に犬やゲイを立ち入り禁止とする立て札が立てられ、波紋を呼んでいる。公園には、「犬およびゲイは立入禁止」と書かれた看板が設置され、性行為が行えないのはもとより、立ち入りさえ出来なくなってしまった。
立て札が設置された公園は、メキシコ中部アグアスカリエンテス市にあるオジョ・カリエンテ親水公園。市の諸規制の担当者であるホルゲ・アルヴァレス・メディナ氏によると、自分が現在の職にある限り、ゲイはお断りだと話す。
今回のゲイ排除政策は、右翼政党のPANが関わっているという見方が強い。地元の非政府組織のリーダーたちは、このような状況がほかの自治体にも拡大していくことを強く懸念している。同市のルイス・アルマンド・レイノザ市長は、「同性愛者を排斥するような情報を市の職員が指示することは考えられない。同性愛行為を行う市民を排斥する決まりもない」と事実を認めようとせず、責任を回避している。
|milk vol.35 2000/10/22 |home|2000 |