【米】米社会に蔓延する性不調「セックスに興味がない」女性43%、男性31%
性に関する本格的調査であるキンゼー報告(1948年)以来の大規模調査で、米国女性の43%、男性の31%がセックスに興味がないなどの性生活の不調を抱えていることが、今月10日に掲載された米医師会雑誌にて明らかになった。

アメリカ・シカゴ大のエドワード・ローマン博士らは、アメリカ国内に在住する18〜59才の男女約3200人を対象に1992年に実施された全米健康社会生活調査を基に分析。その結果、女性の20代から50代までのどの年齢層でも、30%前後が「セックスに興味がない」と回答し、「絶頂感がない」という悩みも26%に達した。男性でも各年齢層で13〜17%が「興味がない」と回答し、8%が「絶頂に達しない」と不調を訴える傾向が見られた。

博士は「性機能の悩みを持つ人は予想以上に多く、公衆衛生の観点でとらえるべき重要問題だ」と指摘している。


|milk vol.14 1999/02/22 |home1999

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