【米】カリフォルニア州・幼児番組キャラクターをめぐる市議会と牧師のゲイ論争
幼児番組のキャラクターが同性愛者(ゲイ)だとして、キリスト教原理主義の牧師が番組を批判し、これに対して、カリフォルニア州バークリー市議会が先月26日までに、このキャラクターを支援する決議を満場一致で採択するなど、幼児番組をめぐるゲイ論争がアメリカで起きている。この番組は、おなかにテレビを持った縫いぐるみが主人公の「テレタビー」で、問題になったのは、紫色で頭に三角のアンテナを付けた「ティンキー・ウィンキー」君。今月初め、ジェリー・ファルウェイ牧師が自ら出版する雑誌に「紫はゲイパレードの色で、頭の三角はそのシンボル。ハンドバッグまで持っている。子どもたちの道徳生活に支障をきたす」と批判した。

「ティンキー・ウィンキーに長寿を」という決議を提案したバークリー市議は「ゲイという理由で脅されてよいはずがない」と反論。一方、番組担当者は問題のキャラクターについて「彼はゲイではないし、政治的な意味合いは全くない」と困惑しているという。


|milk vol.15 1999/03/22 |home1999

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