(毎月22日配信・無料) 【米】 医師会・タックルやヘディングは学習能力を低下させる?

先月米国の医師会雑誌ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカルアソ シエーションにこのほど発表された論文で、頭部への衝撃と学習能力 の低下に密接な関係があることがわかった。

これによると、米国内の大学のアメリカンフットボール部員約400名を 対象にした調査で、3分の1の選手がプレー中に脳しんとうを起こした ことがあり、約13%の選手に学習障害の症状が見られた。特に、脳しん とうを2度以上経験した学生は筆記試験の成績が悪い傾向が強く、頭 痛や睡眠障害、集中力の欠如といった問題を抱えるケースも多かった。 サッカー選手の場合も、水泳や陸上などの他の選手に比べると、知能 テストの成績が悪いという結果も出された。

また、脳しんとうを起こすと、24時間は思考力に明らかな衰えが見られ ることや、成長途上の脳は成人に比べて、回復力が遅いことも分かった。 このため神経心理学の専門家は、「脳しんとうを起こした場合は、練習 に復帰するまでに十分な時間をかける必要がある」と警告している。


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