(毎月22日配信・無料) 【米】 ロス上級裁判所・同性愛の男性カップルに親の資格認める司法判断

ロサンゼルス上級裁判所は10月27日、米国人女性の代理母に人工受精に よる出産を依頼した英国人男性の同性愛カップルに、親の資格を認める判断 を下した。米国では代理母で子供をつくった男性カップルに親の資格を与える ケースはまれにあるが、その場合でも遺伝子鑑定で認められた男性を父親と 認定した後で別の男性を養父として認めている。今回のように男性2人を同時に 親として認めたのは初めてという。代理母は12月に双子を生む予定。

英国の報道によると、「両親」になることが認められたのは英国エセックス県に 住む実業家のトニー・バーローさん(35)とバリー・ドリュイットさん(30)のカップル。 11年前から同居している2人は子供を欲しいと考え、養子縁組を試みたがうまく いかなかった。そこで、法規制が英国よりも緩やかな米国で人工受精による 代理母の依頼を決めた。

代理母は4人の子供を持つ主婦(32)で、以前にも代理母として双子を出産 したことがある。2人が精子を提供し、別の女性が卵子を提供して人口受精し、 その受精卵を主婦に移植した。出産費用は約20万ポンド(約3600万円)かかる。 双子の父親は遺伝子鑑定で判明するが、「両親」の男性2人は鑑定結果を明ら かにせずに2人の子供として育てるという。

バーローさんは裁判所の決定に「同性愛カップルでも異性同士のカップルと 同等に親になれることを認めた」と喜び、ドリュイットさんは「大切なことは親の 性別ではなく、愛情を持って子供を育てることだと思う」と述べた。しかし、家族 問題を扱う英国の団体「ファミリー・アンド・ユース・コンサーン」は「同性愛カッ プルの家庭は子供にとって自然な環境ではない」と警告している。(10月28日付 毎日新聞より)


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