【ジンバブエ】前大統領カナン・バナナ氏の同性愛疑惑
ジンバブエ前大統領でメソジスト牧師でもあったカナン・バナナ氏(62)が、在任中の1980年から1987年の間、その権限を利用して、部下や一般人に男色を強要していたとして告訴されている。同氏は4人の子どもを持ちながら、副官のジェファタ・ヅゥーベ氏(36)と在任期間中に関係を維持していたといわれ、ヅゥーベ氏は1995年にその関係を公言した警官を射殺した罪で10年の刑に服している。検察側は既に40人の証言者をこの裁判で用意していると言われ、その中にはシモン・ムゼンダ副大統領や元警察長官らも含まれている。

バナナ氏はこれまでの下級審で同氏に対する男色事件はでっちあげと主張してるが、最高裁は審理差し止め請求を却下し、裁判を進めている。同国では同性愛は違法行為で罰金か2年以下の懲役刑が科される。バナナ氏は自分は同性愛者ではないと主張し、またヅゥーベ氏との関係も否定している。また部下たちへの男色行為の強要については、精神的混乱による戯言で個人的な攻撃が目的と述べている。


|milk vol.6 1998/06/22 |home1998

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