【インド】ヒンズー至上主義過激派・同性愛映画に反発、上映中止へ
インドで女性同士の同性愛をテーマにした映画『ファイアー(情熱)』に、ヒンズー至上主義を唱える過激派が反発、首都ニューデリーやムンバイの映画館が次々に襲撃され、上映中止に追い込まれる事態となっている。

警察当局は今月4日、極右政党シブ・セナの幹部2人を逮捕、事件の捜査を始めた。ヒンズー至上主義を掲げるインド人民党(BJP)政権は、「成人映画」としてこの映画の上映をいったん許可しているが、騒ぎをきっかけに再審査を映画倫理協議会に求めるなど腰が定まっていない。

この映画は夫に冷たくされている義理の姉妹同士が愛し合うという内容で、観客の8割は女性。しかし、襲撃したメンバーの中にも女性の姿が見られている。


|milk vol.12 1998/12/22 |home1998

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