ミハエラ・リントナー村長(40)に対する解職請求(リコール)投票が11月 29日(日本時間30日)に行われ、賛成482票、反対235票で村長のリコールが成立した。投票率は83%で、賛成者は有権者の過半数を占めた。
ドイツでは連立与党が同性愛者などの「性の少数派」への差別撤廃法案の準備が進められている中で、このリコール騒動は、国内で大きな関心を呼んでいた。解職を受けて、リントナー氏は結果判明後、記者団に「できるだけ早く村を去りたい」と述べる一方で、今回のリコールを不当として連邦憲法裁判所に訴える意向を表明した。
村長は、東ドイツ時代の政権党だった社会主義統一党の後身、民主社会党に所属。今年の夏、自分が「トランス・セクシュアル(性転換願望の人)」であることを表明し、自分の呼び名も「ノルベルト」から女性名の「ミヒャエラ」に変えた。村議会は「村長として信用に欠ける。平穏を乱す」として、リコールを請求していた。
|milk vol.12 1998/12/22 |home|1998 |